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RACHID DAHNOUN

グリーン・トラベリング

プロの仕事でも環境に配慮した旅を

私はプロの写真家兼ディレクターで、常に移動を続けています。そのため、環境への影響を最小限に抑えることが必要だと考えています。旅行することによっては、どうしても二酸化炭素の排出が避けられませんが、私は小さなことから始め、皆が協力すれば気候変動と戦うことができると信じています。次の撮影のための移動中に実践している環境にやさしい旅行の実践方法を紹介します。

移動中

私は遠隔地で仕事をすることが多く、そのためには通常、複数の交通手段を利用する必要があります。飛行機での移動は環境に配慮した面でまだ十分とは言えませんが、ユナイテッド航空のような企業が電気飛行機に大きな投資をしていることは朗報です。私はこうした環境に配慮した取り組みを行う企業を応援しています。
 
様々なメーカーから発売されている最新の電気トラックにも期待しています。撮影現場に向かう際には、多くの機材を積んだまま、困難な地形を走り抜けることができる4WDが必要です。所有コストが下がり、充電インフラが改善されるにつれ、次の車を購入するときには電気トラックが実現可能な選択肢の一つになることを望んでいます。それまでの間、レンタカーを借りる際には、ハイブリッドまたは電気自動車を選ぶようにしています。荷物が少ない時は、公共交通機関や徒歩、自転車を好んで利用しています。

"DO YOUR BEST TO TREAD LIGHTLY AND HAPPY SHOOTING."
- Rachid Dahnoun

This is a statement that really hits home for me. It’s such a staggering number that nobody really talks about, as well as doing anything about it.

撮影中

ハイキングや大規模な制作の拠点設営をする際、必ず「Leave No Trace」という7つの原則に従っています。詳細はこちらをご覧ください。


1) 事前に計画を立て、準備する。
2) 耐久性のある材料で旅行やキャンプをする。
3) 廃棄物は適切に処理する。
4) 見つけたものはそのままに。
5) 焚き火の影響を最小限に抑える。(火の取り扱いには特に注意しましょう!)
6) 野生動物を邪魔しないように 。
7) 他の訪問者に配慮すること。
 
 
私が撮影した中でお気に入りの写真は、普段人目につかない撮影スポットから撮ったものです。SNSの時代になって、撮影場所にジオタグを付けることは当たり前になっていますが、その場所が既に有名な場所でない限り、私は写真や動画でその場所を特定するような情報は掲載しません。自然の美しさの力を尊重し、自然をそのまま保つことができるようにしたいのです。例えば、「ヨセミテ国立公園」や「レイク・タホ」など、より広い範囲の場所をタグ付けすることは多いですね。

撮影後

ホテルに泊まる際は、事前に調べてから選ぶようにしています。多くのホテルが自分たちのリサイクルプログラムや毎日タオルを洗わないことを選択できるなど、環境に配慮した取り組みを行っています。他の宿泊客と共に、環境に配慮したホテルは、私たちの日々の炭素排出量を大幅に削減することができます。もちろん、自宅と同様に、撮影に出かける際には必ず電気を消すようにしています。
 
キャンプに行く際は、私もリサイクルに力を入れるようにしています。また、再利用できる水筒やコーヒーカップを持参するようにしています。一度計算してみると、その量がすごくて驚きます。一回限りの包装によるごみはすぐにたまってしまうからです。
 
しかし、何よりも大切なことは、旅先でも自宅でも、地元のものを買うことだと思います。もっと安くて便利な選択肢があるかもしれませんが、訪れたコミュニティで購入することは、地元経済を支援するだけでなく、大きな二酸化炭素排出量を持つ商品を購入しないようにするためにも有効です。

これらは小さなことかもしれませんが、世界中を旅するにつれて、少しずつ蓄積されていきます。私たち一人ひとりが自分の役割を果たせば、気候変動に対する流れを変え続けることができます。テクノロジーは急速に進化しており、私たちが健全に持続可能な生活を送るための解決策がどんどん増えています。最小限の努力で、私たちはより多くの情報に基づいた決断を下し、環境をより良い方向へ導くことができるのです。